急傾斜地擁壁ひび割れ補修

アルカリ骨材反応及び凍害の影響を受けた擁壁の補修です。

本工法の目的は、『劣化因子の侵入防止』及び『躯体の耐力回復』となります。

無筋構造物での幅大ひび割れにより、躯体の一体性は保たれていません。またアルカリ骨材反応の進行も懸念されます。

本工法により内部への充填を図ることで、躯体の一体化およびアル骨劣化進行主要因の水の供給を防ぎます。

 

L型擁壁ひび割れ補修

注入後は、ポリマーセメントペーストをひび割れ表面に塗りこむことで、エポキシ樹脂の紫外線劣化防止を図ります。その後サンディング(研磨)を行って完了です。

割裂部接合補強

ブロック積の小口止が割裂していました。

大きなズレや沈下は見られず、応急処置としてエポキシ樹脂による接合補強を図りました。