橋梁地覆側面及び下面の鉄筋露出箇所の断面修復をIPH工法併用で施工しました。
従来の断面修復箇所にて、再劣化、再剥離が懸念される中で、既設コンクリートとの付着を確実なものにするために注入を併用しています。
付着不良の界面から樹脂が染み出していることが確認できます。
狭隘部や上面への断面修復では、施工性の悪さ等から界面への接着効果が十分ではなく、再剥離の原因となります。
修復後に穿孔注入することで、既設コンクリートとの付着効果が更に増します。
(写真では断面修復端部から樹脂がリークしていることが分かります)
断面欠損部の最深部からの導水パイプ+断面修復後の穿孔箇所に注入を行うことで、付着力を強化できます。剥離、剥落等の再劣化を防ぎます。
穿孔注入により、基礎内部のアンカー周辺とコンクリートの再定着・ひび割れ補修・断面修復(断面修復材と既設コンクリートとの界面付着)を同時に実現した事例です。
【施工手順】
1.脆弱部除去
2.ひび割れに沿って穿孔(アンカーボルト付近はその方向に向けて)
3.穿孔箇所にゴムチューブを差し込み、内部亀裂への導線を確保した上で断面修復
4.注入(内部および断面修復材と既設コンの界面に樹脂を行き渡らせる)
従来の断面修復工法では、特にスラブにおいて、再劣化による【浮き】が生じることが多く報告されています。
断面修復+IPH工法併用により、既設コンクリートと修復材の界面付着を確実なものにでき、再劣化による第三者被害の防止に寄与します。(浮きが軽微な場合は、はつり落とさず直接 IPH工法を施します)
【お問合せ先】
IPH工法協会 岐阜県幹事
(一社)IPH工法協会会員
西濃建設株式会社
〒501-0697
岐阜県揖斐郡揖斐川町
上ミ野128番地
電話番号
0585-22-1226(土木部直通)
担当 土木部 安藤
FAX
0585-22-6830(土木部直通)
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